east river phoenix

スバラシイ!彼らのデビューライヴを観て衝撃を受けて以来気になる団体である。ギター×2、ベース、ドラム、キーボード、バンジョー及びマンドリンの布陣。決して上手くは無い。フォークロックのようなパンクのようなロックンロールである。とにかく詩が良いのだ。ハッとするほど美しい瞬間がある、不思議な団体である。だんじり祭りで着る法被を自分たちの好みにアレンジしたユニフォームに身を纏い、アルバム『夢のあと』の曲を中心に演奏が続く「よよよい」「ふぐり」「天国と地獄」「夢のあと」「将軍」等。
友人であり、ドラム担当の藤田文吾(ダブル・フェイマス)に聞けば最新アルバム『夢のあと』でもう三枚目だそうだ。大した創作意欲だ。今日のスペースではとても彼らの表現する場所としては小さく感じた。是非、もう少し大きな場所、できれば野外で彼らのステージを見てみたいものだ。個人的思いでいえばフジロックに出て欲しい。

     行けば戻れと戻れば行けと今日という日が地獄なら
     それも悪くはないだろう 生まれた時から涎をたらし
     猿からちょっと進化をみせて 途端に泣き出すその姿
                             「天国と地獄」より