シチリア

goichi2004-05-05

Elvis Costello with Steve Nieve
2004-05-05: Catania, Italy, Le Ciminiere viale Africa

1.45
2.Accidents Will Happen
3.Brilliant Mistake
4.Shot With His Own Gun
5.This House Is Empty Now
6.You Turned To Me
7.When It Sings
8.The Delivery Man
9.Country Darkness
10.Toledo
11.Nothing Clings Like Ivy
12.New Amsterdam/You've Got To Hide Your Love Away
13.All This Useless Beauty
14.Needle Time
15.Watching The Detectives
16.Almost Blue
17.Let Me Tell You About Her
18.I'm In The Mood Again
Encore 1
19.Still
20.God Give Me Strength
Encore 2
21.She's Pulling Out The Pin
22.(What's So Funny 'Bout) Peace, Love And Understanding?
23.Alison/Suspicious Minds
Encore 3
24.The Scarlet Tide
25.I Still Have That Other Girl - Elvis sings without mic
26.Pump It Up
27.Dark End Of The Street



まず、カリアリの観客の反応は熱いものですね。アメリカ人のようになんでもかんでも盛り上がれみたいな感じではなく、じっくり聴いてる人が多く¨ブラボー¨の声が良く上がってました、ただ、問題点も有ります。おしゃべりさんも実に多いですね。ただ、それを制ししようとする人もいるので全部が全部じゃないんですがね。それでも、気にはなりますがね。

カリアリ〜ローマ〜シチリアカターニャまで4時間くらいの移動。
その日の17時までに予約してあるチケットを確保せねばならなく、また、知らない町を探索開始です。空港から町まで市バスで移動してバスの運ちゃんにホテルの近くで降ろしてもらい右も左も分からぬまま現地イタリア人に場所を質問。
すると初老のイタリア人はホテルまで僕らを先導してくれたのです。見知らぬ東洋人に15分くらいかけてわざわざです。マジ感謝です。良い人です。
ホテルに到着して早々タクシーを呼んでもらいチケットボックスへ。
着くなりそんな予約は知らん、ソールドアウトだと云われ、そんな分けないよー、予約の紙もあるよーと涙ながらに食い下がると奥からオーナーらしき人物がニコニコ登場してよく来たなジャポネと喜ばれ、席は悪いが確保してあるぞ!と言って、チケットを売ってくれました(なんやねん)。また、彼は翌日のコンサートには9時半スタートだけど8時頃までにはおいでというのです。

翌日、彼の言葉を信じ8時前くらいに会場へ到着(早く着きすぎたので会場の前のカフェでお茶しようとしたらEC抜きスティーブ及びスタッフの人たちと遭遇、スティーブに日本から観に来たんだよって伝えると目を丸くしてエクセレント・ツーリストの称号を与えてくれました)。
昨日のチケット屋の親父はちゃんと会場にいて、なんと彼は現場を取り仕切る責任者の人でした。彼はイベントを主宰するゴットファーザー(マジでそんな感じの人)とその奥様や現地の警察の人やらイベントコンパニオンやらに僕らを紹介し、わざわざ日本から着たんだよ的なことをみんなに説明して、また、座席も関係者の予約席の前の方の好きなとこに座っていいよってな具合で全く素晴らしい待遇です。
さて、本編。
会場は1000人位の小さなホールでライトなどのやぐらも仮設っぽいつくりで本来ライブをやるような場所ではないようです(日本で言うと地方の公民館かな)。
このイベントもカターニャの音楽フェスの一環で他にはデビット・バーン、デイブ・ブルーベック、ウテ・レンパー、ジョン・ゾーンなどの名前もありました。
9時半開演予定も後席の一般客は入ってるのですが前方の関係者の席がガラガラ気味、スタッフの人もいつに無く会場の入りを気にしてるようでした。それでも、15分押しにはかなりが埋まってライヴスタートです。
セット・リストを見てもらうとわかると思うんですがアンコール前までカリアリの公演と大きく変わりません、若干の違いですね。実は最初エルビス機嫌が良くない感じでした、それは、カメラ関係は大体1〜3曲目までというのが世界的に決まりごとのようでカターニャもそのようでした。が、プロのカメラマンよりおおくのフラッシュがその後ライヴ中ずっと光ってるわけです。日本のコンサート会場では考えられない数です、また、おしゃべりや、携帯電話、入場者、退場者が後を絶えずかなり落ち着かない会場でした。向こうでは当たり前の光景なのかも知れませんが東洋人はかなりヒヤヒヤ観ていましたよ。でも、そこは百戦錬磨のエルビスいつもと変わり無くこなしてましたけどね。
だけどここからがラテン系というか自由というかですね、アンコールが始まると観客が勝手に前の方に押し寄せてきてあっという間に前は人だかりです。エルビスも圧倒されたのか最初ものすごく歌いにくそうでした。しかし、そんなことを気もせずみんな大盛り上がり、相変わらず一番前でもバンバンフラッシュたいてるし、なんだが大声あげてるしですね、自由です、無規制です。
こうなると逆にエルビスは楽しそうです、゛God Give Me Strength゛でのすばらしさ、゛Pump It Up゛が終わってスティーブが下がろうとしてもエルビスがまたギターを持ち始めて゛Dark End of the Street゛をやったとこなど実に観客との一体感を感じましたよ。
ライヴが終了したのは12時過ぎ。

また、ライヴ終了後に知り合ったDATを操るオジサンとも仲良くなり住所交換しましたよ、どっかの誰かのようですね。因みにチケットは一枚11ユーロくらいでした。

VIVA ITALIA